こんにちは。「Re:PAIR(リペア)」技術・広報チームです。 今回のテックブログでは、当社の修理現場で実際に遭遇した、非常にマニアックかつ見落としがちなハードウェア・ファームウェアトラブルの解決事例をご紹介します。 「新品のファンに換えてもファンが一切回らない」という難航ケースに直面している同業者様や、同様の症状でお困りのユーザー様はぜひ参考にしてみてください。 1. 症状:CPUファンが完全停止、熱暴走やサーマルスロットリングの危険性 今回お持ち込みいただいたのは、Dynabookの人気ビジネスモバイルノートPC 「G83/LY」。 症状は「電源を入れてもCPUファンが全く回転しない」というものでした。 内部のホコリ詰まりによる軸受けのロックや、モーターの焼き付きを疑い、新品の純正CPUファンへとパーツ交換を実施しました。しかし、ファンを新品に換えてもファンはピクリとも動かない。基板上の温度センサーや周辺回路をテスターで追っても、物理的な破損や断線は見当たりません。 通常のパーツ不良であれば交換で直るはずが、完全な手詰まり状態となりました。 2. 原因:メーカーも自動適用しない?B